『虎よ、虎よ!』/アルフレッド・ベスター

虎よ、虎よ!虎よ、虎よ!
アルフレッド・ベスター (2008/02)
早川書房
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“ジョウント”と呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに、人びとが自由にどこへでも行けるようになったとき、それは富と窃盗、収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争をもたらしたのだ! この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる〈ヴォーガ〉復讐の物語が、ここに始まる。
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『鏡の中の鏡―迷宮』/ミヒャエル・エンデ

鏡のなかの鏡―迷宮鏡のなかの鏡―迷宮
ミヒャエル エンデ (2001/01)
岩波書店
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鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる30の連作短編集。一つずつ順番に、前話をゆがんだ鏡像のように映しだし、最後の話が最初の話へとつながって、読者をめくるめく意識の迷宮へと導く。人間存在の神秘と不可思議さを映し出す鏡の世界の物語は、『モモ』『はてしない物語』とならぶ、エンデの代表作である。
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『ダイアルAを回せ』/ジャック・リッチー

ダイアルAを回せダイアルAを回せ
ジャック・リッチー (2007/09)
河出書房新社
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互いの殺人計画を練る夫婦、謎の行動を繰り返す爆弾男。夜の探偵カーデュラも登場! 奇抜な着想とひねりのきいたストーリー、軽妙なユーモア、無駄を削ぎ落とした簡潔なスタイル。短篇ミステリの名手が贈る15篇。
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『ゴーレム100』/アルフレッド・ベスター

ゴーレム100 ゴーレム100
アルフレッド・ベスター (2007/06)
国書刊行会
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22世紀のある巨大都市で、突如理解不能で残虐な連続殺人事件が発生した。犯人は、8人の上品な蜜蜂レディたちが退屈まぎれに執り行った儀式で召喚した謎の悪魔ゴーレム100。事件の鍵を握るのは才気溢れる有能な科学者ブレイズ・シマ、事件を追うのは美貌の黒人で精神工学者グレッチェン・ナン、そして敏腕警察官インドゥニ。ゴーレム100をめぐり、3人は集合的無意識の核とそのまた向こうを抜け、めくるめく激越なる現実世界とサブリミナルな世界に突入、自分の魂と人類の生存をかけて闘いを挑む。

このカオスっぷりがすごい。この人の頭の中ってヤバイものが棲みついているんじゃないかしらとか、地球人じゃないかも、とか本気で考えてしまう。オリジナリティっていうより狂気ですね。訳者にも敬服。
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『輝く断片』/シオドア・スタージョン

輝く断片輝く断片
シオドア・スタージョン (2005/06)
河出書房新社
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雨降る夜に、瀕死の女をひろった男。友達もできず顔も醜い孤独な男は決意する。おれやる、全部やる…。「自分がいままで書いた短篇の中でももっとも力強い作品」と著者みずからが語る表題作「輝く断片」、スタージョン・ミステリの最高傑作「マエストロを殺せ」、先駆的なサイコサスペンス「君微笑めば」ほか、高密度なミステリを5篇、さらに彩り豊かなオードブルとして、コメディ調ファンタジー「取り替え子」、奇妙な味の「ミドリザルとの情事」、愛すべき「旅する巌」の3篇をとりそろえた名作の饗宴。

読んでいる最中はいまいち乗り切れない感じがしたのですが、後からふつふつと面白さが沸いてきますね。何度も読み直しても楽しい小説だと思います。
普段は目立たない主人公が、あるきっかけで生活破綻していく様を描いた『ニュースの時間です』『ルウェリンの犯罪』『輝く断片』が良かったですね。ある意味でサイコなんだけれども、心の奥底にある懊悩や孤独感がなんとも切ないです。
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